ねずみの有効な駆除方法と豆知識

住宅に被害を与える害獣として数種類のねずみが問題になっています。家ねずみとも呼ばれているこれらの害獣を駆除するためには、それぞれのねずみがどういった生き物なのか、どのような動きをするのかを知る必要があります。 このページでは特に被害の多い3種類のねずみの生態や特徴を踏まえて、適切な対処について紹介していきます。

主なねずみは3種類、それぞれの生態や好き嫌いを知りましょう

ドブネズミ

ドブネズミ

見た目

体長は25センチほどで、しっぽは短く重量感のある胴体が特徴です。毛は褐色をしていることが多いですが、胸部や腹部は白色、背面は灰褐色となっています。顔だちは目と耳は小さく、鼻が丸みを帯びています。

特徴

ドブネズミは泳ぎが得意なねずみで、木登りなどの垂直移動はほとんどしないため、地中を住処としています。市街地では地下や地表で生活をすることが多く、行動パターンは夜行性です。 また巣の周りに、食べ物を探すためのエリアを作っています。

好物

食性は雑食で、食べ物屑などのゴミ類を漁ることが多いですが、チーズなどの加工食品類、魚介類といった動物質の喫食も多いです。また、他の小型動物を捕食する肉食的な習性もあるようです。

住処

行動範囲から、低い場所に巣を作ることが多く、屋外に巣を作る時には、資材回収置き場にあるような物を利用します。 屋内にねぐら作りをする時には、巣材に布類や紙類を利用して巣作りをすることが多いようです。

クマネズミ

クマネズミ

見た目

体長は大きくても20センチほどです。しっぽは頭胴と同じくらいの長さで、胴体はドブネズミより細くなっています。 毛は背面が褐色、灰褐色で、腹面は黄褐色となっていますが、黒色の個体も存在します。顔だちは大きな目と薄くて大きな耳が特徴です。

特徴

もともとは木の上で生活をしていたせいか、木登りなどの縦移動は得意で、電線の上も歩くほどのバランス感覚です。そのため、屋内でも屋根裏などの高所を好んでいます。 基本的には夜行性ですが、日中でも人がいない時間に動く知恵を持っています。臆病で警戒心は強く、仕掛けた罠を避けることもあるようです。 また、移動しながらフンをする性質も持っており、住宅被害を広げる原因にもなっています。

好物

雑食性ですが、特に野菜、穀類、果物などの植物質の食材類を好み、これらを加工した食品も食べてしまいます。また、食用油を使った天カスや台所の三角コーナーにあるゴミも好物です。 この他にもゴキブリなどの昆虫類も食物とし、水分を摂取するために柔らかい植物も食べています。

住処

建物の上部に住むことが多く、天井裏や壁などに黒ずんだ部分があると、そこがクマネズミの通り道である可能性が高いです。

ハツカネズミ

ハツカネズミ

見た目

体長は5~10センチほどしかなく、住宅に住み着くねずみの中では、最も体格が小さいため、他のねずみの幼獣と間違われがちですが、幼獣と比べると体のバランスが取れていことから判別ができます。毛は背面が褐色、腹面が白色となっています。顔だちは丸くてピンと立った耳が特徴です。

特徴

ハツカネズミは、生まれてから約20日間で出産可能になることが語源だと言われており、その繁殖力は駆除する面から見ると非常に厄介です。 行動範囲は他の家ねずみに比べると狭いですが、思わぬところに出現することもあります。

好物

雑食性ですが、特に米などの穀物や種子類を好んで食べています。穀物の加工品であるパンなども食べることがあります。

住処

都会の住宅などよりも郊外に住んでいることが多く、都心部へは郊外から運ばれてくる食材に紛れ込んでくるということが多いようです。巣はダンボールや新聞紙など周りにある様々な物をかき集めて作り上げます。

ねずみが苦手なもの

ねずみの種類や生態には違いがありますが、基本的に苦手としている物は同じです。

苦手な動物

苦手な動物はネコやフクロウ、ヘビなどの存在です。その臭いは忌避剤としても利用されます。

苦手な匂い・音

ねずみは視覚が劣っている代わりに、嗅覚や聴覚が発達しています。そのため強烈な臭いのするハーブやワサビ、ショウノウなども嫌っています。また、天敵の鳴き声や、超音波も苦手です。

弱点を克服することもあります

毒エサなどに対しては、薬剤耐性を持って抵抗性を身につけたスーパーラットがクマネズミから出ているので、ねずみは弱点も克服することがあると考えられています。

繁殖の仕方とねぐらにする理由

ねずみ算式に増える強い繁殖力

どのねずみも共通してとても強い繁殖力を持っています。生まれたての幼獣は成獣になるとつがいになり、新しいねずみを産む親ねずみになり子を産みますが、このサイクルがとても早いのです。

屋内は安全に出産できる

ねずみは警戒心が強く、安全に出産、子育てができる巣やねぐらを求めます。屋内やそのような条件が揃っているので、侵入してくるのです。巣作りにはビニール袋などのビニール類すら利用されます。 これを防ぐにはねずみにとって好きな物を減らし、嫌いな物を増やす、ねずみの巣を駆除するといった対策をするしかありません。

ねずみの習性などを理解して、適した方法で駆除しましょう

ねずみの駆除方法は大きく4つが挙げられ、それぞれにメリットがあります。効果的なねずみ駆除を行うためには、ねずみの種類や生態などの条件を知り、駆除方法を選択する必要があるでしょう。どの駆除方法が適しているのかを知るために、この4つの駆除方法について紹介していきます。

薬剤散布

薬剤散布

効果

使用薬剤の種類によって効果も違いますが、速効タイプの薬剤が多く使われています。ねずみを混乱させ弱体化させる効果があり、農薬や殺虫剤などでもある程度代用はできますが、効果の薄い場合があります。 住宅でペットを飼っている方は、影響を考慮して散布の影響が出ない場所へ避難させる必要があります。

形状

●蒸気式・煙状式

※広範囲で対策する時に効果を発揮します。

●スプレー式

※一部に集中して対策する時に効果を発揮します。スプレー式の薬剤は強力な物が多く、速効性も高い特徴があります。

対応場所

天井裏一帯、屋根裏一帯など上下左右の広い範囲での効率的なねずみ駆除が可能となっています。

薬剤散布のメリット

団子状や粉状など様々な種類がありますので、状況によって使い分けできるところがメリットです。餌材料と毒エサの混入量を変えたり、無毒エサを使ったりすることで安全でないかそうでないかを混乱させ、強力な毒エサを食べさせる確率を上げることもできます。

毒エサ

毒エサ

効果

血液凝固を起こす薬品やホルモン系の異常を起こすエサを食べさせることによってねずみを駆除します。速効性はありませんが、喫食率が高ければ繁殖したねずみの根絶も可能です。 誤食防止のために、専用トレー(殺鼠剤容器)などの入れ物や、エサ入れとして密閉容器を使用しましょう。

形状

●固形剤
●粉末剤

※状況に応じて使い分けます。粉末剤は単体で使用する場合もありますが、食べ物に混ぜて使用することが多いです。

対応場所

ねずみの行動範囲にて効果を発揮しますが、設置場所を間違えたり、誘導や処理餌であることに気がついたねずみが警戒して毒エサを食べなかったりした場合、効果が見られないこともあります。

毒エサのメリット

団子状や粉状など様々な種類がありますので、状況によって使い分けできるところがメリットです。餌材料と毒エサの混入量を変えたり、無毒エサを使ったりすることで安全でないかそうでないかを混乱させ、強力な毒エサを食べさせる確率を上げることもできます。

捕獲

捕獲

効果

設置式の罠をセットして、ねずみを捕まえる方法です。設置位置を間違えなければ、効果の高い罠になります。 また、捕獲された場所によってねずみの通り道が分かることがあります。

形状

●粘着ボード
粘着剤が敷かれたプレート(板状の台紙シート)
●捕獲器(鼠器)
カゴ式のボックスや板バネ式などがあり、中にカゴ用エサを入れて使用します。

対応場所

ねずみの通り道において効果を発揮します。そのために壁際の傷跡やフンがある場所といったラットサインをよく確認し、ねずみがどこを通っているのかをある程度予想して設置するとより高い効果が期待できます。

捕獲のメリット

●手軽さと気軽さ
捕獲作業のメリットとしては、粘着板や捕獲箱を撤去するだけで、ねずみを粘着シートごと生ごみに出せば良いので、直接ねずみに触れないという点が衛生面でメリットになります。
ただしねずみが濡れている場合は台紙が崩れて粘着剤の効果が出にくいために、防水性を重視した耐水性シートの罠を利用する必要があります。

忌避剤

忌避剤

効果

薬剤の忌避成分や超音波の効果によってねずみを追い払います。忌避成分をまとめて袋に詰めた袋式ねずみ忌避剤もよく用いられています。 現在では、超音波の周波数をねずみが嫌いな物に合わせた超音波のソフトやアプリなどもありますが、長期的に追い払う場合は超音波機がおすすめです。

形状

●液状忌避剤…ねずみ忌避塗料
●固形忌避剤…ブロック状忌避剤、粉末タイプ
●燻煙式忌避剤…煙式ねずみ忌避剤
●ジェル状忌避剤…ゲルタイプ、ゼリー
●波長忌避剤…超音波装置、電磁波機械

対応場所

忌避剤の場合は、その臭いが届く範囲であれば処置が可能です。また、超音波を出す機械が電池式の場合、どこにでも置くことができます。

忌避剤のメリット

●長期性と総合防除
忌避剤のメリットはなんといっても長期性。 薬剤効果が切れるまでの間、ねずみを住宅に寄せ付けません。また、音波発生器の複数設置などによって、住宅全体の防除も可能になります。

完全なねずみの駆除を可能とするために、ねずみの行動パターンや好き嫌いを知ることが重要です。習性や行動に合わせて、ねずみの苦手な物を設置し、ねずみの好きな物を住宅から取り除くことで、ねずみの総合防除が可能になるでしょう。 ねずみ駆除を扱う業者は、こういった知識を持っておりますので、安心してねずみ駆除を任せることができます。 自分ではできないと感じた場合には、ぜひ業者にお任せください。

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