「ねずみのふんらしき黒い塊が落ちていた」
「家の中にふんをされるなんて許せない!」
このように、ねずみのふんにお悩みではありませんか?
ねずみのふんには腹が立ちますが、ねずみの種類や移動経路などを推測する役に立ちます。
ねずみの種類によってふんの形や大きさが異なるからです。
このコラムでは以下の内容を解説していきます。
- ねずみの種類ごとのふんの特徴
- ねずみのふんを放置するリスク
- よく似た糞をする動物
参考にしていただければ、家に侵入する害虫・害獣の特定や対策に役立ちます。
ただし「ねずみを一匹残らず駆除したい」という方には、業者に依頼するのがおすすめです。
家に住み着いたねずみを追い出したり、侵入を防いだりするのは難しいので、まずはねずみ110番の無料見積りをぜひお試しください。
住宅から店舗のねずみ駆除までスピーディーに対応いたします。
ねずみのふんの特徴
ねずみのふんといっても、家に発生したねずみの種類によって大きさも形状も少しずつ異なります。
家に発生するねずみはおもに、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類です。
それぞれのふんの大きさや特徴を確認して、ご自宅にあらわれた種類を特定しましょう。
また、ねずみのふんは種類によって残される場所も異なり、家に潜むねずみを探すヒントとなるラットサインのひとつです。
駆除グッズを仕かける場所などを決めるポイントにもなるため、掃除の前に写真を撮るなどして、ねずみ駆除が必要な場合にも有効活用できるようにしておきましょう。
クマネズミ
クマネズミは高いところに登るのが得意で、警戒心が強く駆除が難しいねずみです。
配管や電線を伝って天井裏などに侵入します。
家の柱や換気扇、屋外の配管周りにふんがある場合は、クマネズミの存在を疑いましょう。
ふんの大きさ | 特徴 |
クマネズミ![]() 6~10ミリメートル程度 |
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ドブネズミ
ドブネズミは水回りなどの湿気の多い場所を好む、大型で凶暴なねずみです。
泳ぎが得意なため、排水管をとおって侵入する場合があります。
キッチンやゴミ捨て場、トイレや浴室、排水管の周りなどにふんが落ちている場合は、ドブネズミの可能性が高いです。
ふんの大きさ | 特徴 |
ドブネズミ![]() 10~20ミリメートル程度 |
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ハツカネズミ
ハツカネズミはペットとして飼われていることもある警戒心の弱いねずみです。
倉庫や物置などによく発生しますが、人目につきやすい場所にもあらわれてふんを残すことがあります。
クマネズミやドブネズミが発生しないような場所に小さなふんが落ちている場合は、ハツカネズミである可能性が高いです。
ふんの大きさ | 特徴 |
ハツカネズミ![]() 4~7ミリメートル程度 |
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ねずみの姿を見かけたら迅速に駆除しよう
ねずみのふんだけを一度見つけた程度であれば、のちほどご紹介する方法で掃除・消毒すれば問題ありません。
しかし、ふんを発見した際にねずみの姿も見ている場合は、早急なねずみ駆除をおすすめします。
業者探しはねずみ110番におまかせください。
迅速な対応ができるのはもちろん、無料現地調査などのサービスもあるため、費用面が心配な方にも気軽にご利用いただけます。
ねずみのふんを見つけたらすぐに掃除・消毒しよう
ねずみのふんは自分で掃除・消毒可能です。
もしものときのねずみ駆除に使えるよう写真を撮るなどして大きさや形、発見した場所を記録したら、早急に処理しましょう。
ただし、ねずみのふんには多くの菌が含まれている可能性があります。
人体に有害なものもあるため、以下の3つのポイントに注意して、十分な感染対策をおこなったうえで作業してください。
・手袋を着ける
ねずみのふんを素手で触らないための対策です。
軍手では繊維にふんが付着するおそれがあるため、ビニール手袋かゴム手袋を使用しましょう。
・マスクを着ける
ふんに含まれている病原菌が空気中に舞うおそれがあるため、菌を吸い込むリスクを減らすために着用しましょう。
・掃除機を使わない
吸引時の勢いでふん自体やふんに含まれる病原菌を空気中に飛び散らせてしまうため、掃除機の使用は禁止です。
ふんの処理手順
掃除に必要な道具は以下の3つです。
すべて用意できたら手順にしたがって掃除と消毒をおこないましょう。
- ぞうきん(そのまま捨てられるもの)もしくはキッチンペーパー
- 消毒スプレーもしくは薄めた漂白剤
- ゴミ袋
手順1 | ![]() |
ぞうきんもしくは複数枚のキッチンペーパーでふんを拭き取り、ふき取りに使ったぞうきんやキッチンペーパーごとゴミ袋に入れます。 |
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手順2 | ![]() |
ふんがあった場所の周りを濡らしたぞうきんで拭き掃除し、病原菌が付着したおそれのあるホコリなども取り除きます。 |
手順3 | ![]() |
拭き掃除をした場所に消毒用アルコールもしくは薄めた漂白剤をかけて消毒します。 |
手順4 | ![]() |
掃除で使用した手袋とマスクを外してゴミ袋に入れ、しっかりと口を閉じて処分します。 |
手袋やマスクは表面に触れないように外して捨てるとより安心です。
手袋は片方の袖口をつかんで表裏が逆になるように外し、マスクは耳にかける部分のみに触れて外すなど、できる限りの対策をしましょう。
【手袋の外し方参照:ダンロップホームプロダクツ:手袋の付け方外し方】
ねずみのふんから感染するおそれのある病気
ねずみのふんに含まれる多くの菌はふんに直接触れなくても空気中に舞った菌を吸い込んだり、誤ってふんに触れてしまった人の手を触ったりすれば感染のおそれがあります。
そのため、具体的な危険性をしっかり把握しておくことも大切です。
万が一感染した場合にかかるおそれがある代表的な6つの病気とそれぞれの症状を確認しておきましょう。
病気 | おもな症状 |
---|---|
サルモネラ症 |
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レプトスピラ症 |
軽症の場合:風邪に近い症状
重症の場合
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腎症候性出血熱 |
軽症の場合:風邪に近い症状
重症の場合:風邪に近い初期症状ののち以下のような症状
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アレルギー性鼻炎 |
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結膜炎 |
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気管支ぜんそく |
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風邪に似た症状が出る程度の病気もあれば、内臓の機能障害が起こる病気もあります。
特に、レプトスピラ症や気管支ぜんそくが重症化すれば、最悪の場合死に至る危険性もあるため、ふんを処理する際の感染症対策は忘れずにおこないましょう。
掃除のさいに万が一ふんに触れてしまったら、他の人はもちろんものにも触れないよう注意して行動し、速やかにせっけんで手を洗いましょう。
感染症は、病原菌のついた手で目や口などの粘膜を触ることで感染するおそれがあります。
他のものに触れずに素早く清潔にできれば、感染リスク減少が可能です。
よく似たふんをする5種類の動物
ねずみのふんと同じ菌が含まれているわけではありませんが、同じように不衛生で多くの菌を含むよく似たふんを落とす生き物が5種類います。
いずれも駆除が必要ですが、駆除の方法がねずみとは異なります。
誤ってねずみ用の駆除グッズを購入しないよう、ふんの大きさや特徴などを確認して違いを覚えておきましょう。
ふんの大きさ | 特徴 |
アブラコウモリ![]() 5~10ミリメートル |
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イタチ![]() 個体差がある |
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ハクビシン![]() 5~15センチメートル |
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チャバネゴキブリ![]() 1ミリメートル |
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クロゴキブリ![]() 4~7ミリメートル程度 |
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ねずみ駆除が必要なら【ねずみ110番】におまかせ
ねずみのふんは人間にとって有害なものです。
しかし、一度処理すれば解決するわけではありません。
ふんだけを発見してねずみの姿を見ていなくても、足音やカリカリと何かをかじるような音が床下や天井から聞こえる場合はすでにどこかに住み着かれているおそれがあります。
危険な病原菌を媒介するねずみを放置しておくわけにはいきません。
「もしかしてねずみがいるかも……」と思うことがひとつでもある場合は、すぐにねずみを駆除しましょう。
ねずみ駆除は、市販のグッズを使って自分でおこなう方法もあります。
しかし、ねずみは知能が高い動物のため、対策グッズに慣れてしまったり罠をかわされたりしてうまく駆除できないかもしれません。
確実にねずみを追い出したい方は、ねずみ110番にご相談ください。
ねずみ110番がご紹介する業者がおこなうのは、ねずみ駆除だけではありません。
ねずみの再発防ぐ予防も一緒におこないます。
また、万が一再発した場合に迅速に再施工などをおこなう保証も付いています。